【これ一枚だけ】強みが見つかる職務経験シートの書き方【4つの手順】

これ一枚だけ!強みが見つかる職務経験シートの書き方【4つの手順】

【これ一枚だけ】強みが見つかる職務経験シートの書き方【4つの手順】

自己分析は、ワークシートや一定の流れに沿ってやると棚卸ししやすくなります。

ここでご紹介する職務経験シートは、これまで私が自己分析に費やしてきた経験と、転職本や自己分析に関する書籍を参考に作成しました。

職務経験シートは4つの項目に分かれており、それに沿って記入していけば、これ一枚で強みや価値観が見つけられる仕組みになっています。

「キャリアの棚卸しが上手くできない」「自己分析がなかなか進まない」という人は、ぜひ試してみてください。

職務経験シートとは

職務経験シート

職務経験シートとは、私がオリジナルに作成した、強みや価値観を見つけるためのワークシートです。

世の中には多数の転職に関する自己分析本が出版されていますが、項目が多かったり、情報が散り散りになっていたりして、なかなか自己分析結果が志望動機や自己PR、面接対策などに活かしにくいと感じることがあります。

そのため職務経験シートは、これ一枚で強みや価値観をまとめられるように設計しました。

職務経験シートでは、自身のエピソードを中心に棚卸ししていくため、強みとなる経験やスキル、そして価値観が見つけやすくなっています。

「自分のスキルや強みを考えて、エピソードを探す」とは逆のやり方なので、自己PRも書きやすくなるでしょう。

職務経験シートの記入項目は、《職務経験》《自分の行動・工夫》《感情》《結果》の4つに分かれており、順番に記入していけば、誰でも簡単に棚卸しができるよう仕組みになっています。

4つの項目で分かること【特徴】

職務経験シートは、《職務経験》《自分の行動・工夫》《感情》《結果》の全4項目で構成されています。

まずは具体的な書き方の前に、この4項目から「何が分かるのか」について知っておきましょう。

転職の自己分析は「転職を成功させる」という明確な目的を持って行われますが、本来、自己分析とは終わりのない作業です。

そのため、一つ一つの質問から分かることを理解していないと、時間がどんどん消費されてしまうばかりか、最悪、自己分析が転職活動に活かせない場合もあります。

自己分析のワークに取り掛かる前には、「その作業で何が分かるのか?」を理解しておきましょう。

以下では、職務経験シートの各項目を記入したときに、把握できる情報をまとめました

職務経験:ハードスキル(専門性、専門知識)

自分の行動や工夫:ソフトスキル/ポータブルスキル、行動特性

感情:価値観(仕事で大切にしている思い)、自分軸、パーソナリティ

結果:仕事の成果、実績、学び

職務経験

《職務経験》は、これまでの仕事経験や担当業務などを書く欄です。

ここを記入すると、自分のハードスキル(専門性、専門知識)が分かります。

「新規顧客開拓の営業を3年した」「クレーム処理の対応をした」「プロジェクトの進行をした」など、客観的にこれまでの職務経験を書き出していく作業です。

やった仕事を書いていく作業なので、比較的、取り組みやすいのではないでしょうか?

自分の行動や工夫

《自分の行動・工夫》は、《職務経験》で棚卸しした仕事をしたときに自分が取った行動・工夫を書く欄です。

転職で重要視される「できること」もこの中に含まれます。

自分の行動や工夫を記入すると、ソフトスキル(ポータブルスキル)がわかります。

ポータブルスキルとは、他社でも応用できる能力のことで、ビジネス全体に共通する力です。

具体的には、行動力や事務遂行能力、計画力、マネジメント力など、仕事の仕方や人間関係に関する力のキーワードが、この項目から見つかります。

また、《自分の行動・工夫》を記入していくと、「個別・単独行動が得意」「チームワークを重視する」など行動特性が見えてくることもあります。

感情

《感情》は、《職務経験》《自分の行動・工夫》で記入した仕事をしているとき、「どんな気持ちであったか」を書く欄です。

ここを記入すると、自分が仕事で大切にしている思い(価値観)がわかります。

過去と現在の経験を通じて、「自分はこういう人間です」という部分が見えてくるので、自分軸の把握にも役立つでしょう。

また、感情の項目は、シート4項目の中でも特殊です。

他の3項目は客観的な視点によるアプローチですが、《感情》だけは主観的なアプローチ項目となっています。

そのため、この項目では「嬉しかった」「悔しかった」「〇〇したかった」など、当時思っていたことを素直に書いてみてください。

《感情》を省略してもキャリアの棚卸しはできますが、正直、省略してほしくはありません。

なぜなら、自己分析で仕事時の感情に目を向けておかないと、「技術的にはできるけど、精神的に辛い仕事」についてしまう可能性があるからです。

やりがいのある仕事につけるかどうかは、感情の棚卸し次第といえます。

結果

結果は、仕事での成果や実績、そこで得た学びを書く欄です。

ここを記入すると、自分の行動がどう周囲の環境や人に影響を及ぼしたか、もしくは成長したかがわかります。

自己PRや面接では、「その仕事でどんな成果が生まれたか」を伝える場面があるので書き出しておきます。

職務経験シートの書き方【4つの手順】

ここでは職務経験シートを書き方や、書く際のポイントや注意点について説明します。

職務経験シートは、以下の手順で書いていきます。

「職務経験」

「自分の行動や工夫」

「感情」

「結果」

下記の<職務経験シート>には記入例も載せているので、書くときの参考にしてみてくださいね。

職務経験シート【記入例】

1、仕事経験や担当した業務を書き出す

《職務経験》には、これまでした仕事や担当業務を書きます。

複数の職務経験がある場合は、まず直近の仕事だけに絞って書いていくのもいいでしょう。

書くときのポイントは、印象に残っている業務・エピソードから書き出すことです。

印象的な仕事は「やりがいを感じている」「好き・嫌い」など感情が動いていた業務といえるので、自分の価値観に触れていると考えられます。

《職務経験》は時系列で書き出してもいいのですが、そのやり方の場合、途中で手が止まってしまう可能性があるので注意が必要です。

年齢や時系列に整理する作業は、後からいくらでもできるので、一通り書き終わってからやるのがおすすめです。

これまで経験した業務は、書いているうちに思い出すことも多いので、まずは覚えている仕事や業務から書いてみましょう。

2、自分の行動や工夫を書く

《職務経験》を書き出したら、そのときにやった《自分の行動や工夫》を書いていきます。

たとえば、「顧客の接客対応」を経験したとしましょう。

その場合は、「どんな風に接客したのか・対応したのか」「そのときにした工夫は何か」を振り返ります。

同じ仕事でも、人によってやり方や考え方は違うため、そこに個性が現れます。

面接官も仕事の成果や実績だけでなく、結果までのプロセスを知りたがる傾向があるので、アピールポイントを整理する上でも、《自分の行動や工夫》は振り返っておくといいでしょう。

3、そのときの感情を書く

《職務経験》と《自分の行動や工夫》を書き終えたら、そのときに自分が感じていたこと・思っていたことを振り返ります。

「嬉しかった」

「達成感があった」

「本当は〇〇したかった」

「二度とやりたくない」

など、当時を思い出して自由に書いてみましょう。

ポイントは「なぜ、そう感じたのか」「何がそういう気持ちにさせたのか」など、理由を探ることです。

誰に見せるわけでもないので、そのままの気持ちをぶつけてみてください。

その心の整理が、後悔しない、納得感のある転職へとつながります。

4、結果を書く

上記3項目を書き終えたら、仕事での結果を書いていきます。

成果には実績だけでなく、その仕事を通じて得た学びを書いても構いません。

たとえば、部下に対して「何でも教えるより、時には行動を見守ることも必要だと思った」などです。

結果を記入する際は、事実と感情を分けて書くようにするとアピール材料として使いやすくなります。

完成後はシートを見て、強みやスキルへ言語化する

職務経験シート(記入例:強みあり)

一通り、職務経験シートが出来上がったら、シートを見ながら自分の強みやスキルを言語化していきます。

正直、この棚卸しした情報から、自分の強みを言語化する作業が一番難しいかもしれません。

もし「よくわからないな」と思うときは、以下の強みキーワード表も参考にしてみてください。

「これかな?」と近い言葉が見つかるだけでも、少しほっとするはずです。

【強みを見つけるキーワード一覧】

体力/忍耐力/継続力/協調性/チームワーク能力/素直さ/向上心/度胸/目標達成力/適応力/ストレス耐性/ルール遵守力/積極性/チャレンジ精神/行動力/責任感/課題発見力/情報収集力/創造力/発想力/文章力/ピンチ対処力/交渉力/説明力/論理的思考力/コスト意識/指導力/マネジメント力/先見力/リスクマネジメント/企画力/奉仕精神/人脈創造力/調整力/編集力/接客力

職務経験シートを分析していくと、おそらく強みやスキルは多く見つかります。

業界や職種によって求める人材は異なるので、転職では「特にどの強みやスキルが、その仕事(会社)で役立ちそうか」という視点で考えるといいでしょう。

まずは、自分の強みやスキルを一通り言語化してみて、その後でメインとなる強みを決めるのがおすすめです。

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まとめ

転職における自己分析は、転職を成功させることが目的です。

働きながらだと使える時間も限られているため、短期間で自己分析を完了させたいときには、ご紹介した職務経験シートを活用してみてください。

職務経験シートは、《職務経験》《自分の行動・工夫》《感情》《結果》の4項目で構成されていて、順番に記入していくだけで、強みや価値観が見つけられる仕組みです。

これ一枚に必要な情報がまとまるので、棚卸しした内容も確認しやすいでしょう。

シート完成後は強みやスキルを言語化していきますが、難しい場合は、キーワード表と照らし合わせてみると言葉が見つけすくなります。

これまでの経験や気持ちをじっくり振り返って、自分らしい生き方や働き方を手に入れてくださいね。

職務経験シート【ダウンロードあり】