転職で好印象を与える《弱み・短所》の伝え方と自己分析【3つの手順】

転職で好印象を与える《弱み・短所》の伝え方と自己分析【3ステップ】

転職で好印象を与える《弱み・短所》の伝え方と自己分析【3つの手順】

面接で「あなたの短所はどんなところだと思いますか」というのは、定番の質問です。

転職する側としては、「そんなこと聞かないでよ〜」と思うところですが、何も面接官はいじわるで弱みを聞いているわけではありません。

面接を受けている人は、今後職場の仲間になるかもしれない相手なので、強みに関する質問とあわせて、多角的に人間性を知ろうとしているのです。

しかし、こんな悩みはないでしょうか。

  • 弱みを正直に話していいのか迷う
  • マイナスイメージがつかないか不安……
  • 自分の弱みがよくわからない

弱みに関する質問は怖いように感じるかもしれませんが、アピールの仕方次第ではプラスにも働きます。

そこで今回は、転職で好印象を与える《弱み・短所》の伝え方と自己分析方法についてご紹介します。

公務員と会社員の両方を経験し、現在のフリーランスになるまで3年以上自己分析をしてきた筆者がわかりやすく解説しますよ。

弱みは改善すべき?強みとの関係性

転職では「強みと弱みを探ろう」とよく言われます。

でも、素朴な疑問として「そもそも弱みって何?」「改善なんてどうやるの?」と思うこともあるでしょう。

そもそも弱みとは何か?

転職における弱みの定義は難しいのですが、あえて定義するなら「仕事に何らかの影響を与える考え方や行動」を指します。

とてもふわっとした言い回しですが、転職の目的は内定を取ることなので、ここで哲学的な弱みの定義を議論しても仕方ありません。

「仕事に何らかの影響を与える考え方や行動」とは、例えば

「おっちょこちょい」

「考える前に行動する」

「ミスに厳しい」

などです。

弱みというと、「欠点」「弱点」をイメージするかと思いますが、これらの意識が強すぎると面接であまりに核心に迫る弱みを伝えやすくなり、面接官に強いマイナスイメージを与えてしまう恐れがあります。

そのため転職における弱みとは、「仕事に何らかの影響があるもの」と軽く捉えておくのがいいでしょう。

弱みは必ずしも改善する必要はない

自己分析について調べている人であれば、「弱みや短所について改善しよう」という言葉をどこかで見かけたことがあるでしょう。

しかし、業務に差し支えるほどの致命的な欠点は除いて、弱みは必ずしも改善する必要はありません。

なぜなら、弱みと強みは表裏一体だからです。

例えば、弱みとされる「優柔不断」は、視点を変えれば「多くの意見に耳を傾けられ、受容力が高い」といえるため、その人の強みであるともいえます。

【強みと弱みは、表と裏の関係】

【弱み】優柔不断

◀︎▶︎ 【強み】多くの意見に耳を傾けられる。受容力がある

あわせて読みたい >>【強みがないなんてウソ!】転職に活かせる“強み”の見つけ方 

職種によっては、強みが弱みに変わることもあるので、つまりはアピールの仕方次第なのです。

弱みは誰にでもあるものなので、転職では改善行動だけでなく、「弱みとどう向き合っているか」についてのアピールも考えてみるといいでしょう。

【簡単3ステップ】面接で好印象を与える、弱みの自己分析

就職の頃とは違って、社会人になると仕事を通じて、自分の強みや弱みが見えてくるようになります。

ただ、自分の弱みがわからない人も中にはいますよね?

ここでは、弱み・短所の見つけ方も含めて、面接で好印象を与えるための弱みの自己分析方法についてまとめました。

具体的には、以下の3つの手順で完了します。

【弱み・短所を見つけるステップ】

(1) 伝える弱み・短所を選ぶ

(2) 具体的なエピソードを見つける

(3) 改善/カバーした行動を書き出す

1、伝える弱み・短所を選ぶ

※ 「自分の弱みが分からない」という人は、次のステップ「具体的なエピソードを探す」を先に読んでから、こちらをご覧ください。

すでに弱みが分かっている人は、いくつかあるだろう弱みの中から、どの弱みを伝えるか選びましょう。

伝える短所は、一つで十分です。

以下は、弱みを選ぶにあたっての注意点です。

弱み・短所を選ぶときの注意点

・仕事に支障をきたす、致命的な欠点は避ける

・自己PRの強みと矛盾しないようにする

弱みは伝え方によって印象がガラッと変わりますが、「時間にルーズ」「責任感がない」など業務に支障が出るような致命的な欠点は避けるようにしましょう。
面接官に強いマイナスイメージを与えかねませんので。
また、弱みを選ぶときは、自己PRの強みと矛盾しないかも確認しておきましょう。
弱みが「優柔不断」であるのに、強みが「決断力があること」では、面接官も「どっちが本当のあなた?」と困惑します。

2、具体的なエピソードを探す

面接で弱みを伝える際は、具体的な理由や根拠が必要です。

過去の経験を振り返ると、弱み・短所と一緒にエピソードも見つけられるので、自分の弱みがわからない人もエピソードから探すことをおすすめします。

具体的には、以下のような経験を振り返ってみてください。

  • 失敗経験や挫折
  • 仕事で反省したこと
  • 「これはまずかったな」と思う行動

企業としては仕事に関連する弱み・短所が知りたいので、仕事上の経験から具体的なエピソードを探していくといいでしょう。

3、改善/カバーした行動を書き出す

弱みが分かる具体的なエピソードが見つかった後は、自分がその弱みを改善するためにした行動、または弱みをカバーするためにしている努力について書き出します。

以下は、「優柔不断」を例とした場合です。

【具体的なエピソード】

新規プロジェクト参加の意思決定がなかなかできず、締切ギリギリでの参加表明になったことがある。

【弱みを改善・カバーする行動】

それ以降、意思決定で迷ったときはノートに迷っている理由を整理し、問題を可視化することで決断を早めるように意識している。

弱みに関する質問で聞かれているのは、仕事での弱みとの向き合い方なので、改善であっても、カバーする努力でも、どちらをアピールしても構いません。

一般的には、スキルや知識不足は改善、性格的な部分はカバーする方向で伝えることが多い印象です。

企業が面接で弱みを聞く理由

企業が面接で弱みを聞く理由は、以下の点を確認したいからです。

・客観的に自分を見れているか(弱みの把握)

・組織や職場に悪影響がないか(円滑な業務遂行)

・自分の弱み・短所と向き合っているか(改善・カバーの行動)

面接官にとって受験者はほとんど知らない相手なので、強みや長所に関する質問だけでは、受験者が話を盛っている可能性もあります。

そのため、強みとは逆の質問をして、多角的に人間性を知ろうとしているのです。

弱みに関する質問では、組織や職場に大きな影響がないかと同時に、「募集職種にマッチした人材か」もチェックされていることは意識しておきましょう。

面接で弱みを伝える際のアドバイス3つ

面接で弱みを伝える際に不安なのが、「マイナスイメージがつかないか」ではないでしょうか?

しかし、先にお伝えしたように、弱みは強みと表裏一体ですし、伝え方によってはプラスに働きます。

具体的には以下のことを面接の回答で意識すると、弱みを話したときも良い印象を維持できるでしょう。

話すときは、結論・理由・改善策の順番を意識する

面接で弱み・短所について話すときは、結論・理由・改善/カバー策の流れを意識しましょう。

以下、「優柔不断」を弱みとした場合の回答例です。

結論:私の短所は、多くの意見に耳を傾けてしまうところです(優柔不断)。

具体的な理由:プロジェクトの参加の意思決定がギリギリになってしまいました

改善/カバー策:ノートに迷っている理由を書き出して、思考を整理し、決断を早めるようにしています

長所を短所として、そのまま話す

弱みがわからないときは、強み・長所を短所として話す方法もあります。

長所と短所は表裏一体なので、伝え方によってはどちらにも受け取れます。

例えば、「人を引っ張るリーダーシップ」は強みといえますが、場合によっては、「自分の判断で動きすぎる」という弱みに解釈することもできるでしょう。

長所と短所の関係を上手く利用するのも、一つのテクニックです。

ポジティブに聞こえる言葉を選ぶ

面接で弱みを伝えるときは、ポジティブにも聞こえる言葉を選ぶと、大きなマイナスイメージが避けられます。

「優柔不断」が弱みであることを伝える場合も、「多くの意見に耳を傾けてしまう」と伝えた方が印象がマイルドですし、面接官側としては弱みではなく強みにも聞こえます。

同じ弱みでも伝え方によって印象が左右される点は、意識しておきたいところです。

まとめ

世の中に弱みのない人など、誰一人としていません。

転職の面接で弱みや短所を聞かれたときは、正直に答えましょう。

ただし、「時間にルーズ」「責任感がない」など、業務に致命的な影響を与える欠点をだけは避けるようにします。

自分の弱みがわからないときは、過去の経験を振り返って、エピソードから探してみるのがおすすめです。

弱みと具体的なエピソード、改善/カバーとなる行動はセットなので、いずれは仕事上の経験も振り返ることになります。

面接では「どんな弱みを選ぶか」「どんな伝え方をするか」で印象が全く違うものになるでしょう。

強みと弱みの関係性も上手く利用しながら、語るべき弱みを決めて、あなたの魅力を面接官に伝えてみてください。