【意味がない?】転職での他己分析のやり方と3つの注意点

【やる意味がない?】転職での他己分析のやり方と3つの注意点

【意味がない?】転職での他己分析のやり方と3つの注意点

他己分析とは、他人に自分の印象を質問して、客観的に強みや弱みを知る手法です。

転職活動で自己分析をする人は多いと思いますが、自己分析はあくまで自分が導き出した答えであるため、「いまいち自信が持てない……」と思っている人もいるでしょう。

自己分析では「こうありたい」という主観が入ってしまったり、無意識に欠点から目をそむけてしまったりする場合もあります。

その点、他己分析は第三者による評価であるため、自己分析よりも正確な分析が期待できます。

そこで今回は、転職における他己分析のやり方についてご紹介します。

友人や知人に他己分析を依頼するときの注意点や、相手がいない場合の対策についてもあわせて解説しますよ。

他己分析は意味がない?

他己分析は、知人や家族などに自分の印象を聞いて自己理解を深める手法です。

でも、「わざわざそんなことする意味あるの?」と思う人もいますよね?

「他己分析なんて意味がないのでは」と思う原因には、以下のようなことが挙げられます。

・聞くのが恥ずかしい
・すでに知っていることしか言われないかも……
・期待外れの回答ばかりなのでは?
・ちゃんと答えてくれるか分からない

正直、友人に「私の強みって、どんなところ?」と聞くのは恥ずかしいですよね。

ちゃんと答えてくれるかも分からないですし、他己分析に意味を感じない気持ちも分かります。

でも、私たちは、他人の良いところや苦手なことは見えていても、案外、自分の良さには気付けていないことがよくあります。

他人から「君ってこうだよね」と言ってもらうことで、初めて自分の長所や短所に気付くこともあるでしょう。

客観的に自分を見ることは、思った以上に難しいのです。

転職者の中には、他己分析をしなくても転職を成功させられる人もいますが、自分を確実に客観視できる自信がないときは、他己分析で第三者の視点を借りることをおすすめします。

転職で他己分析をするメリット

自己分析とあわせて他己分析を行うと、より正しく自分自身を理解できます。

以下では、転職で他己分析をするメリットをまとめました。

  • 自分では気付いていない強みを発見できる
  • 違う視点でのアドバイスがもらえる(短所を長所に変換など)
  • 自己認識とのズレを修正できる
  • 面接で自信を持ってアピールできる

第三者と自分とでは心構えや思考パターンが異なるため、自分の印象について聞いたとき、違った視点でアドバイスをくれる可能性があります。

相談相手の「こんなところもあるよね」の一言で、新たな強みが見つかることも珍しくありません。

また、短所と長所は表裏一体です。

一見、短所である「頑固」も、見方を変えれば「信念がある」と長所に変わるため、他己分析ではイメージの転換も期待できます。

第三者に自分の印象を聞くことで、「君ってそんな人だっけ?」といった自己認識とのズレも修正できるので、面接でも自信を持って強みをアピールできるようになるでしょう。

他己分析のやり方【3つの手順】

ここでは、他己分析のやり方を3つの手順でご紹介します。

他己分析のやり方については、すでに自己分析は終えている前提で話を進めていくので、まだの人は、先に自己分析を済ませておきましょう。

あわせて読みたい >> 【永久保存版】転職を成功に導く自己分析のやり方を完全解説

他己分析のやり方【3つの手順】

(1)相手を見つける

(2)質問リストを用意し、回答してもらう

(3)他己分析の結果と自己分析の内容を見比べる

順番に解説していきますね。

(1)相手を見つける

他己分析の相手は、自分のことをよく理解してくれていて、ちゃんと質問に答えてくれそうな人を選びましょう。

具体的な相手としては、以下のような人たちが挙げられます。

  • 親しい友人や知人
  • 家族
  • 職場の同僚

親しい友人や知人、家族であれば、プライベートの自分の印象や様子についてよく知っているため、性格などパーソナルな質問にも答えてくれるでしょう。

職場の同僚や上司は難しいかもしれませんが、可能であればお願いしたいところです。

転職の自己PRでは、仕事で活かせる強みをアピールする必要があるため、普段の仕事ぶりを見ている職場の同僚や上司が評価した強みには説得力があります。

また、自分をよく知る人とは真逆の、関係の浅い友人や知人に他己分析をお願いするのも一つの手です。

関係性が浅い人は、あなたについてまだよく知らない分、より面接官に近い存在であるといえます。

第一印象や見た目の印象について、親しい友人や家族とは異なる角度から意見を言ってもらえるでしょう。

(2)質問リストを用意し、回答してもらう

他己分析では相手が答えやすくなるように、事前に質問リストを用意しておきます。

回答方式は、口頭でもいいですが、人によっては書いて伝える方が得意であったり、LINEやメールの方が都合が良かったりするので、相手にあわせて対応するといいでしょう。

以下は、他己分析の質問例です。

・(関係性が薄い場合)第一印象はどのように感じましたか?

・(関係性が深い場合)私にどのような印象を抱いていますか?

・仕事中の私の印象は?

・知り合った後に、ギャップは感じましたか?

・私に関して印象に残っているエピソードを教えてください

・長所・強みと思うところはどんなところですか?

・「改善してほしい」もしくは「困るな」と思うところはありますか?

・どんな性格だと思いますか?

・私を一言で表すとしたら?

・どんな仕事に向いていると思いますか?

・他人に紹介するとしたら、私の魅力をどう紹介しますか?

YES/NOで答えられる質問については、「どんなところが?」などもう一歩、深掘りする質問が必要です。

質問は聞き方によって、答えやすい・答えにくいがありますし、回答内容も違ってきます。

あまり質問が多すぎても相手も困ってしまうので、答えてもらう質問はある程度厳選しておきましょう。

(3)他己分析の結果と自己分析の内容を見比べる

他己分析で回答が得られたら、自己分析の内容と見比べてみます。

自己認識とのズレがないか」「自己PRに活かせそうな意見はないか」などをチェックしていきましょう。

転職では、他己分析と自己分析が重なった部分を強みのアピールに使うと客観性が保たれるため、説得力が増します。

知人に他己分析をお願いするときの注意点3つ

他己分析は質問する側も緊張しますが、答える側にも妙なプレッシャーがあります。

真面目な人ほど「適当に答えてはいけないな」と思ってしまうので、多少の責任を感じてしまうでしょう。

友人や知人に他己分析をお願いするとき、以下の3つは意識しておきたいところです。

相手の都合に配慮する

友人や知人に他己分析をお願いするにしても、相手にだって優先したい作業やスケジュールがあります。

時間がなくて他己分析に付き合えない場合もあるので、相手の都合には十分配慮しましょう。

質問によっては、答えにくい……

「私の弱みはどんなところ?」「尊敬できるところはある?」などの質問は、なかなか答えにくいと感じます。

他己分析をお願いする相手との関係性によっては、「こんなこと言っていいのかな」と躊躇させてしまう場合もあるでしょう。

他己分析では、本音で答えにくい質問があることや、思い通りの回答が得られないことも理解しておく必要があります。

回答前に「率直な意見が知りたい」と相手に伝える

本気で転職を成功させたくて、率直な意見を聞きたい場合には、最初にその旨を相手に伝えるべきです。

短所や欠点などパーソナルな質問にも答えてもらうには、こちらの本気度を示す必要があります。

質問リストを渡すときに「できるだけ率直な意見をお願いします」と一言添えるだけでも、相手は少し答えやすくなるでしょう。

相手がいないときの他己分析対策

いくら転職で他己分析が大事といわれても、「そんな相手いないよ」と思うこともありますよね?

そんなときは、以下の2つの対策で自分を客観的に見つめていきましょう。

(1)褒められたこと、評価されたことを振り返る

これまで他人から褒められたこと・評価されたことを振り返るのも、他己分析の一つです。

・褒められたこと
・評価されたこと
・感謝されたこと
・「すごい」「助かった」など周囲からの言葉

などがないか、思い出してみましょう。

些細なことでも評価されたり、感謝されたりしているのであれば、それは周囲に貢献できている証拠です。

(2)適職診断を活用する

無料の適職診断だと分析精度にやや不安はありますが、客観的に自分を知るためのサポートツールとしては十分使えます。

診断結果の内容が自己分析の結果と一致していれば、自分の強みに自信を持ちやすくなるでしょう。

適職診断はあくまで自己分析の補助的なツールになりますが、他己分析をしてくれる相手がいないときは、適職診断で自己認識とのズレがないかを確認してみてください。

【無料の適職診断サイト】

ミイダス:市場価値が分かる転職アプリ。強みやストレス要因がわかるコンピテンシー診断が好評

ジョブリシャス診断(マイナビ転職):20の質問に答えて、自分の仕事タイプを診断

キャリアインデックス:無料なのに強み・弱みを細かく分析してくれる診断サイト

転職エージェントは他己分析で使える?

転職エージェントは、専属のアドバイザーが求人紹介から面接対策まで、広く転職活動をサポートしてくれるサービスです。

転職では多くの人が利用していますが、転職エージェントのキャリアアドバイザーは、友人や家族と違って、こちらの性格や人柄などはほぼ知らないので、自分の印象を質問する他己分析の相手としては不十分です。

しかし、「自己分析が上手くできない」「強みに自信が持てない」などの理由から、自己分析を深堀りしたいときには役立ちます。

アドバイザーに「私の強みは何ですか?」と聞くことに意味はありませんが、強みや長所を一緒に考えてほしいときや、強みを言語化したいときには力になってくれるはずですよ。

【おすすめの転職エージェント】

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リクルートエージェント

まとめ

他己分析とは、第三者に自分の印象や強みを聞いて、自己理解を深める手法です。

自己分析では「こうありたい」といった主観が入ってしまうことがありますが、他己分析では客観的に自分の良さを知ることができます。

転職でアピール強みは、自己分析と他己分析で重なった部分を選ぶようにすると、面接でも自信を持って受け答えできるでしょう。

他己分析をお願いする相手は、自分のことをよく知っていて、ちゃんと質問に答えてくれる人を選ぶようにします。

回答しやすいように、質問リストを用意することも忘れないようにしましょう。

他己分析での回答後は、自己分析の内容と見比べて、自己認識とのズレがないかを確認します。

他己分析をお願いするときは、相手の都合にも配慮して、質問の仕方にもを気を配るといいでしょう。

お願いする相手が見つからないときは、仕事で褒められたことや評価されたことを振り返ったり、適職診断を活用したりしてみてください。

他己分析は恥ずかしいし、面倒くさい作業に感じるかもしれませんが、客観的に自分を見れているかどうかは転職の成功を左右します。

自己分析後の最後の詰めとして取り組んでみてくださいね。